「蔵書票」、とは聞いたことはあったけど
昔の本にしか見られないものかと思っていた。
文房具屋さんで発見。
しかも好みの雰囲気の絵柄だ。
Ex Librisが何なのか知らなかったのだが紙好きなのでとりあえず購入。
その後調べて、蔵書票のことだと知る。
その後、ある時ウィリアム・モリスの本を読んでいて、
この絵はウィリアム・モリスが描いた彼の別荘だということを知った。
Kelmscott Manor (ケルムスコット マナー)というコッツウォルズにあるマナーハウス。
公式サイトによれば1600年頃(1570年頃?)に建てられて
1665年頃には増築されたマナーハウス(*1)とのこと。
1871年にモリスが見つけて友人と借り始めたとのこと。
(この時点で建ってから約270年は経っている、、!)
http://www.gardenvisit.com/garden/kelmscott_manor_gardenより |
驚くべきことに、現在も本物の家とこの絵は景観を含めまったく同じに見える。
イギリスの保存文化の素晴らしいところだ。
こんな赤い紙の封筒に入って売られていた。
裏に貼ってあったバーコードなどのシールは早々に剥がしてしまったため
どこのメーカーが出したものか今はわからない。
けっこうメジャーなメーカーだった気がする。
蔵書票を知ったのは、映画「カントリーロード」で
蔵書印を知ったのがきっかけ。
でも、本がもったいなくて貼りきらーん(笑)。
しかし、一生持つ本だと決めた本ならば貼ってもいいかもしれない。
そして、孫やその子供の世代に読書好きな子ができたならば、
古い本を読むときに
「これはなあに?おかあさん」
「これはね、ひいおばあちゃんの本よ。大切にしていたのね」
てな会話がうまれるかもしれない。ふっふっふ。
*1:マナーハウス...... Manorは荘園。荘園領主の邸宅。英国の中世に当たる11〜14世紀半ば頃の時代に建てられたものをこう呼ぶそうな。だいたい16世紀くらいあたりまで。
カントリーハウス......中世の終わり、チューダー王朝のころから外の風景も楽しめるような家を貴族らが領地に建てた本宅の屋敷をカントリーハウス、と呼ぶ。
ほぼ似ているが、マナーハウスの方が時代が古い。
カントリーハウス......中世の終わり、チューダー王朝のころから外の風景も楽しめるような家を貴族らが領地に建てた本宅の屋敷をカントリーハウス、と呼ぶ。
ほぼ似ているが、マナーハウスの方が時代が古い。