Thursday, June 27, 2013

お気に入りの蔵書票 Ex Libris

「蔵書票」、とは聞いたことはあったけど
昔の本にしか見られないものかと思っていた。

文房具屋さんで発見。
しかも好みの雰囲気の絵柄だ。
Ex Librisが何なのか知らなかったのだが紙好きなのでとりあえず購入。
その後調べて、蔵書票のことだと知る。


その後、ある時ウィリアム・モリスの本を読んでいて、
この絵はウィリアム・モリスが描いた彼の別荘だということを知った。
Kelmscott Manor (ケルムスコット マナー)というコッツウォルズにあるマナーハウス。
公式サイトによれば1600年頃(1570年頃?)に建てられて
1665年頃には増築されたマナーハウス(*1)とのこと。
1871年にモリスが見つけて友人と借り始めたとのこと。
(この時点で建ってから約270年は経っている、、!)

http://www.gardenvisit.com/garden/kelmscott_manor_gardenより

驚くべきことに、現在も本物の家とこの絵は景観を含めまったく同じに見える。
イギリスの保存文化の素晴らしいところだ。

こんな赤い紙の封筒に入って売られていた。
裏に貼ってあったバーコードなどのシールは早々に剥がしてしまったため
どこのメーカーが出したものか今はわからない。
けっこうメジャーなメーカーだった気がする。

蔵書票を知ったのは、映画「カントリーロード」で
蔵書印を知ったのがきっかけ。

でも、本がもったいなくて貼りきらーん(笑)。
しかし、一生持つ本だと決めた本ならば貼ってもいいかもしれない。

そして、孫やその子供の世代に読書好きな子ができたならば、
古い本を読むときに
「これはなあに?おかあさん」
「これはね、ひいおばあちゃんの本よ。大切にしていたのね」
てな会話がうまれるかもしれない。ふっふっふ。


*1:マナーハウス...... Manorは荘園。荘園領主の邸宅。英国の中世に当たる11〜14世紀半ば頃の時代に建てられたものをこう呼ぶそうな。だいたい16世紀くらいあたりまで。
カントリーハウス......中世の終わり、チューダー王朝のころから外の風景も楽しめるような家を貴族らが領地に建てた本宅の屋敷をカントリーハウス、と呼ぶ。

ほぼ似ているが、マナーハウスの方が時代が古い。

Tuesday, June 11, 2013

父ちゃんがくれたPILOTのペンケース

Pencace by PILOT

父ちゃんがボクの三十路の誕生日にこのペンケースをくだすった。
感激してじーんときた。

父ちゃんはPILOTが好きである。
昔は黒のPILOTレザーペンケースを愛用していて
使い潰しては同じものを購入していた。
しかし、数年前にそれが生産終了になっていた。
在庫を買ってなかった父ちゃんは、壊れてからしか次を買わないので
気づいた頃にはもう手に入れることが出来なかった。。。

......数年後
日本一の文具店伊東屋さんのご尽力により
PILOTに在庫で眠ってないか直接探して頂いた。
待っている期間は一条の光が我々に希望をくれた。
しかしながら、見つからなかったのだ。
あれは素晴らしいペンケースだった!ありがとう、あのペンケース。
わたしも高校の頃ちょっと使ったペンケース。

これは新しいバージョン。
自分はまだ使ってない父ちゃんが、娘のボクにプレゼントしてくれた。
長くなったが、この贈り物にはそういう物語があるのだ。

柔らかい繊細な革 そっと扱う。
万年筆が3本入る計算かな
内側は上品なスエード

Sunday, June 09, 2013

年賀状 2013 New Year's Card

©Dear Dulcinea
今年のお正月用に作った年賀状。
Letter Press
初めての和柄に挑戦。
そんな気分だったのだ。
ポチ袋の鶴を使わせて頂き、梅はかわいらしくポイント的に、
松は大原松露饅頭の包装紙に描かれている笠松の文様をヒントにアレンジ。
また記念の自分の名前を入れ忘れた。

それにしても、
日本の文様は非常に活版印刷向きだと気づくキッカケになった。

プリントゴッコのカードラックが大活躍
オリジナル活版印刷の年賀状にして三年目。
小ロットなので印刷屋さんに申し訳ないのと、専門用語がわからないので
忙しそうな印刷屋さんに迷惑をかけていると思い、、
まずは自分で学ぶべく購入。
レタープレスコンボキット。
印刷工場に細かく凹み具合をお願いしに行くのも無理だったので
これで理想の凹みに近づけたい!との想いから。
そしていつか設備投資分を回収できるくらい刷ろう、と誓う。

伊東屋さんは売り切れ入荷未定で、他も在庫なく。
8月はまだ円高だったのもあり、直接アメリカの通販に注文しやした。
DICKBLICK  

非常におすすめのサイト。日本にも送ってくれるし丁寧な対応で安心の買い物であった。
レタープレスコンボ $129.99
関税&送料shipping $58.08
合計 $188.07
当時は$1=約80円だったので、約15,046円。
送料を入れても国内で買うより安かった。
血眼になって来る日も来る日も探した成果だ。
もはや買う意味を見失いかけるくらい、疲れる作業であった。


紙や型である樹脂版も、それぞれ探して京都と福岡に注文させて頂く。
我が家はこうして、二日間の限定活版印刷工房となったのだった。
(わたしはPC作業が苦手なので、イラストをデータにする作業が苦痛。)

©Dear Dulcinea
©Dear Dulcinea
このような感じで
ハーフエアーのホワイトの紙に、専用のインクで一枚一枚クルクル印刷。
感動!


おまけ。
©Dear Dulcinea
宛名面の送り主欄にはイタリアでみた郵便受けを参考に
La Postaを描いた。
これが非常にお気に入りの自信作。



風鈴 鳥かご Japanese Summer "Wind Chimes"

きょうから我が家にお越し頂いた、風鈴。
交差点で信号を待っていたら、風に揺られた風鈴の音が心地よく。
辻の角にある商店の軒先にたくさん吊られてなびいていた。
夏の風情が身に沁みる。

最初の家のときに一個買ったような気がしてきた。
しかしベランダが狭くてあまり鳴らないのと
鳴ったら鳴ったで近所迷惑っていうか。

そしてまた買ったんだね!私は。好きなんだね。
日本の夏、風鈴。

この籠がオシャレだな。
飾ってあったモノは鐘が黒だったが、箱を開けたらこれは緑だった。。。
でもおばちゃんがいい人だったから、記念の緑ってことで!

ベランダ......日本家屋や庭に吊るして初めて美しいんだと思った。
音を楽しもう!!
朝顔を植えればいいかしら。

これからは風鈴を出すのを夏仕度としたい。

http://www.town.nishiizu.shizuoka.jp/english/tourist_info/history_culture.html より画像拝借


Monday, June 03, 2013

あじさいの切手


<左> 平成16 (2004) 年6月1日 神奈川県の花 あじさい 
<右> 平成13 (2001) 年6月1日 東京の四季の花・木 アジサイ


右の切手は本当に本当に気に入っている。
なんて魅力的なんだろう!
紫陽花と雨は切っても切れない縁なのだけど
この切手はその関係をこんなにも美しく切り取っていて......。
ちょっと物悲しくて。
雨の日に静かな場所で一人で傘をさしてアジサイを見つめている時の
その一瞬の記憶をを思い出させてくれる。

左の切手は、明るいあじさい
青い空に富士山
芦ノ湖と箱根神社の鳥居
名所が詰まったにぎやかで清々しい切手だ。





Sunday, June 02, 2013

インクペン RUBINATO 函入り

インクペンの黒のインク
Inchiostro, nero

学生時代に行った思い出のウィーンで自分用に買ったペン。
小さい頃から羽ペンやこの昔ながらのペンが不思議でならなかった。

ちょんちょんとインクを付けるだけで、あんなにスラスラと文字が書けるものだろうか?
そもそも二文字ぶんくらいしかインクは持たないんじゃなかろうか?
というか、ボトボトとインクが落ちやしないか?と。

家でおそるおそる書いてみて、すべて謎が解けた!
かなり書ける。
便箋に一行くらいは余裕。
多いときには二行いけるか?
しかも書き心地はスラスラ。文字がいい雰囲気になる。

帰国して気づいたこと。
イタリア製だった(笑)!
数年後、、、
日本の文房具屋さんでも見かけた!
でも私にとっては紛れもなく、ウィーンのホーフブルク宮殿で買った記念の品なのだ。

ルビナート RUBINATO





Saturday, June 01, 2013

缶ケース CAN no.1

小さな缶をみると萌えてしまう。箱とか。
けっこうそういう人多いみたいだ。
どうにも目が釘付けになり心が占領されてしまうんであーる。
好きなんだねぇ、きっと。

これは中に飴かラムネが入っていた。忘れた。とにかく缶が欲しかったんだ。
でも、にしては、高かったんだ。ずーっと悩んで一度やめてやっぱり買った。笑
子供だな。
でも!次に入ったスーパーのイタリアンのコーナーで100円安く売ってた。
ショックすぎて凹み、失笑。
DEAN &  DELUCA は高かった。


小さいからかわいい。

やっぱりかわいい。中には、爪の薬を入れている(笑)。
実用も兼ねているのだ。
じゃないと、ガラクタだらけになるからね!それは遠慮したい。

それにしても、お祭りでアニメの袋に入った綿菓子を我慢できない子供のようだった。
お気に入りさ。