Thursday, December 18, 2014

制作風景


製作中は、テーブルの上がこんな感じに占拠。

初期の頃は、プロの方々のレタープレスコンボ記事や、趣味でアップしてある方の情報を読んでは試行錯誤の日々。

いまはもう、いちからスムーズにセッティングできるように。
微調整も、経験でなんとなくスッとすませ、
本刷りが出来るように。

今難しいのは、インキの量や載せ方を安定させること。

一番いい状態を繰り返すのはむずかしく、その日の気温や湿度……って、よく職人さんが仰るけど、まさにそれ。秋冬は乾燥するのでスピードも大事なのだ。


3色で完成するぶんの
2色目まで刷ったの図。

これでもかわいいけど、
すでに愛着あるけど、
これじゃなんのこっちゃ
わからない(笑)。






完成の図。

出来上がると喜びもひとしお、

だが、はい次、はい次。

まだまだ失敗作もでるけれど、

微調整しつつゴールへ。


定番のデザインとして

来季もあちこちで広げてみたい

クリスマスカードなのである。

活版印刷バースデーカード "Birthday Tree"


今回制作した4種のうちのひとつ、
唯一のバースデーカード。

1年以上前から図案は描いていたものの、データ化の技術が足りず塩漬けしてしまっていた。

満を持しての、念願のバースデーカードなのだ。

子供の頃遊んだ父特製の木から吊るしたブランコとか、Tree Houseへの憧れとか。
レモネードの瓶が隠されてるピッピの庭の木とか。
大きな木って、夢が広がるなぁ。


鳥の巣

ティーカップ

カップケーキ

Diary

プレゼント

手紙





細い線でなるべく緻密なイラストに。

線が潰れないように、

でもなるべくしっかりプレス。

立体感のある凹みでくっきり
"Happy Birthday"。







色とりどりの封筒と郵便



やっぱり封筒がなきゃ!という場合の為に、
今回は選び抜いた紙でたくさん封筒を制作。

惜しまず高級紙で作ったのだ。

質感、色、柄。
最初に思いついた雰囲気を求めることに注力。


こてこてのクリスマス感を目指し、でも入手可能な範囲は限られるので、制限は色々あった。

そのなかで、コレを使った方がより雰囲気が出るとか、意外にコーディネートが合わないとか、発見であ。
『サンタクロース』という映画にでてくるおもちゃ工場が大好きで、賑やかバージョンも制作。

この封筒、宛名を書く紙は別に用意する必要があり、今回は使う方の好みにお任せしようとおもって付けなかったけど、宛名を貼って、切手を貼ると、、
めちゃくちゃ可愛いかった。


例えば、

この限定1セットのサンタクロース・ベスト・ポジッション封筒はww、このように郵便仕様に。

クリスマスにときめかない人にでもいいのだ、便りを送ることが大事なのだ。


Tuesday, December 16, 2014

ポストカード全種類

 いよいよ12月もあと半月。
クリスマスカードを送れるのも今年は10日間を
きったなぁ。

 購入して頂いた方々、カードを贈った方々、
使って頂けたかなぁ。

今年はクリスマスカードで頑張りすぎて、
年賀状は活版印刷をお休みすることに。
来年は、必ずや気合いを入れてつくるぞ。
企画はもうあるのだ!

このゴールドのイラスト集と濃いグリーンの封筒は、お気に入りの組み合わせ。

旅の思い出と、母のビスコッティと手編みの靴下が詰まっている一枚。

単体では一番お気に入りの
スノードームのカード。

一番時間をかけた3色刷り。

じつはカラフルだから、封筒の組み合わせに悩みます。
ポップな感じに早変わり☆

シックにするには、シンプルな封筒がいいのかな。

伝統的なクリスマスツリーと、
サンタさんの姿は、これぞクリスマス。
こんなツリーを部屋に置きたいなぁ。
自分が欲しいクリスマスツリーを描いたわけだ。

このカードにも、CARTA PURAのペーパーを合わせると大人可愛いなのだ。
封筒ごとに雰囲気がかわるから面白い。

シーズンレスで活躍のバースデーカード。
かわいいなぁ。
木の枝が広がっているから、同圧でまんべんなく色を刷るのが難しかったけれど、勉強になった一枚。

思い入れのある一枚だからこそ、
カードを見て喜んでもらえると嬉しいなぁと思うのだ。

賑やかにしたくなるのをこらえて、タイプライターのフォントでピシッと、
"Happy Birthday"。





活版印刷は

眺めれば眺めるほど、

近くで見ると益々、いいなあ。



机の前に貼ったりすると、
デスクライトがふんわり当たって、
これまたいい味出します。


Wednesday, November 05, 2014

〜Web版〜 ハンズ・ギャラリー マーケット



Web版でも出品スタート。
シーズンものなので、限られた期間ですこしでもたくさん見てもらおう。

DYI出品サイトはたくさんあって
見ているとあっという間の時間泥棒です。
Web販売は、
ハンズ・ギャラリーマーケットのみで。




ハンズギャラリーマーケット〜実店舗〜


紹介ページがアップされている☆


さらにさらに、
実店舗の出展者は
作品紹介ページのブログなるものも公開できるので
みなさん納品されたらこまめにアップされてる様子。

Webと実店舗の連携で、なかなか面白いです。

ハンズギャラリーマーケット
実店舗サイトHome


展示販売のスペースは


こういう雰囲気。
渋谷ハンズ7FのHINT7は照明もディスプレイも素敵な雰囲気。


ちょうど入れ替わりも多い時期なのか、空きもあるけれど、
最初に見た時は所狭しと個性的な作品がおいてあって
見応えのあるコーナー。
丁寧に作られた思い思いの力作たち。

この逆側のハンズのスペースも、
ビーカーや試験管、
海外のアーティスト雑貨、
ミニチュアサボテンなどなど、かなりいい感じ。

空の見えるテラス、ゆったりしたカフェスペースも
穴場スポットですでに気に入っている。
カレーライス、けっこう美味しかった。


こういう風に展示、陳列すると
また違った雰囲気。
カード&封筒セットもぜひ手に取ってみて頂きたいな。
どういうアプローチがいいんだろうか。
POPもミニ手紙の中の字が良くないかも。
でも最小限の文を書いてでも、
カードを使う楽しさは伝えたい。


手書きの味を実感する瞬間。

学生の頃、生徒手帳に名前と連絡先を書いて交換したとき
相手の男子の字の上手さにハッとして、ドキッとした(笑)

仕事でポストイットに走り書きでメモをつけてくれて、
こんな字書くんだ〜と和む瞬間

宅急便の伝票に書かれた字

年賀状の字

招待状の手書きの宛名

などなど。

<展示と販売>
2014.11.22014/12/27 
東急ハンズ渋谷店 7階 HINT 7

ハンズ・ギャラリーマーケット

150-0042 東京都渋谷区宇田川町12-18渋谷駅 

ハチ公口より徒歩8分
営業時間10002030
TEL 03-5489-5111() 



Thursday, October 30, 2014

活版印刷のクリスマスカード 販売!


©Dear Dulcinea

オリジナルのイラストで、
活版印刷のChristmas Cards!!

3種類のクリスマスカードと、
一種類のバースデーカードを制作。

一色印刷から三色まで、デザインに合った色数で一枚一枚クルクルと印刷。
レタープレスコンボがフル稼働。
稼働といっても、手動で一枚につき21回まわすのだ。

1枚目は“Christmasスノードーム

かつてオリジナル切手で描いたデザインを活版向きにバージョンアップして甦らせた。
もみの枝から吊るしたほんのり灯る明かり、凝った作りのスノードーム、雪の上に舞う可愛いプレゼントたち、クリスマスプディング……


寒い冬にかかせない、クリスマス仕様の毛糸の靴下。暖炉があったらマントルピースから吊るしたい。

このイルミネーションは、
“Merry Christmas”ってきづいてもらえると嬉しい、メッセージも隠れてるカードなのだ。


2014.11.2〜2ヶ月間 渋谷東急ハンズ 7階 
7AフロアHINT 7
ハンズ・ギャラリーマーケットにて展示販売いたします。http://store.hands-gallery.com

東急ハンズ 渋谷店 7Aフロア(通称HINT7)
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町12-18渋谷駅 ハチ公口より徒歩8分
TEL 03-5489-5111(代) 営業時間10:00~20:30

Monday, October 27, 2014

寿美酒 鯛の尾飾りと潮





 さる今月の土曜日大安に
無事に我が弟の「寿美酒(すみざけ)」の儀式が、秋晴れの良き日に執り行われた。

福岡の伝統で、結納前の結婚の約束を取り交わす儀式なのだそうだ。親はもちろん知っていたけど、私は今回きちんと知ったのだった。

新郎側が清酒一升と鯛一匹を献上し
結婚を申し込む。
“一升一鯛。一生一代、一生添い遂げます”
そして、女性は承諾したとして(OK♪)
本来は「熨斗出し」を行う。

ここ近年の趣味の“折形”の出番。
折り甲斐のあるまたとないチャンス!気持ちを込めて檀紙を折った。

鯛は“尾飾りと潮”。あれれ、尾飾りもヒレのとこにある。
今回の鯛はとても大きかったそうで、こちらの方が見栄えも良いという計らいでしょう。“潮”も華やか。


そしてこちらは酒飾り。

とにかく、本には載ってないし、ネットで探した写真を参考に。
一番オーソドックスな感じに決めて、形にしていく。
昔の人から正しい折り方を教わりたいものだ。

水引は手持ちの中で一番豪華な鶴に、梅を付けた。
“福”の組み合わせ。

一番参考になった石村萬盛堂の歳時記という記事の資料では、鶴か、鶴梅の水引に見えた。松竹梅とかもあった。が、鶴が好きなんです。お酒は「白鶴」。

秋の海に映えるいい祝い飾りじゃないか。

目出鯛!弟よ、おめでとう。

Monday, September 22, 2014

つまみ細工の簪 その1

必要にせまられて
初めてつまみ細工にトライ。
なかなかよく出来たんじゃないかと自分では満足。

これはたまたま作ってみた最初の三本。
その後、必要になるきっかけがあり一気に完成させた。

七五三の時によくつける、可愛らしい伝統工芸。
藤の下がりのかんざしを小さい頃に見てから、
自分でもかなり執着してるな、と思うほど好きなのだ。
でも、なかなかつける機会はないんですけどね。
いまは成人式で人気があるみたい。

わたしは満を持して、ハレの日に
念願のつまみ細工簪を使いました。
アンティークと新品、思い出しても嬉しいコーディネート。

小さな布と、水のりのみで仕上げるシンプルさ。
結構、忍耐の作業かも。
いや、編み物や刺繍より仕上がりは早いかも。
今はたくさん専門書が出ている。


本格的なものがすきなので、
薄い羽二重の布を買って作ったところ、、、
布がどんどんほつれて難しいんだけど
やっぱり繊細な仕上がりになってくれた。

参考にした本は、桜居せいこさんの
「つまみ細工の本 小さな布からはじまる美しい世界」成美堂出版

と、伝統工芸師のYoutube動画!





Thursday, September 11, 2014

手作りの封筒


たびたび封筒を作ってはみたが、
この紙をつかうと別格だ!

ロッシの紙はきれいだな。
Rossiはイタリアのメーカー。

ただし、違う形ではあるけどこの組み合わせはロッシ自身も封筒を製造してるから、とりあえず確認用の試作品として。
いろいろ模索せねば。




ふんふん、


よし、うん。



Sunday, August 31, 2014

最近作ったイヤリング&ピアスたち


婚礼のお祝い品を下さったKさんに、
きっとお似合いの色だなとピンと来た、
このエメラルドグリーンのチェコビーズで制作。
ピアスホールがないかもということで、イヤリング。


ビーズ屋さんで衝動買いした四角いモチーフ商品。
数年経っても使い道がなくて、
苦肉の策で作ってみた。
案外かわいいじゃないか。
美味しそうなピアスだ。


お豆ちゃんに作って差し上げた猫イヤリング。
このポップな感じがお豆ちゃん的。
お豆ちゃんは黒猫のジジが大好きなのです。
試しに買ってみたクローバーが、けっこう活躍。


 MiyuMiyuのための新作。
イヤーピアス(ピアス風イヤリング)の金具は本当に、、難しい。
耳から外れ易いかとおもえば、痛くて長時間つけてられないなど、、。
やっぱり、穴が空いてない方は、
昔ながらのイヤリングが確実だなと、思う。
でも、ピアスホールがない頃はわたしもピアスに憧れて、
痛いのを我慢してマグネット式をつけたりしてたので、
ピアス風がいい!という気持ちはとってもわかるのだ。
今回は初めてバネ式に挑戦。どうでしょうかね。

またまたお豆ちゃん用。
夏の初めに作った。
ジューシーな色合わせで、
夏に使ってほしくて、
レモンイエローの半貴石と、フューシャピンクの半貴石。
この樹脂で挟む式の部品の使い心地はいかがでしょう。
軽くて、落ちてもわからないのが難。
着けた時の、見た目は一番ピアスっぽい。

これも樹脂の挟む式。
For MiyuMiyu.

スワロフスキーだから、
光の反射の仕方が綺麗。クリアーな輝き。

先シーズン冬あたりから流行り始めた、
ごてっとした、ネオゴシック風?のジュエリーとかなら、
重たいのでむしろイヤリングの方が落ちないし
耳のケガもなく安全かと。

Wednesday, July 16, 2014

生まれ変わった郵政博物館へ!

計27マイ入手

うはうは

押上の郵政博物館へ行ってきたぜ!
Postal Museau Japan
スカイツリーの100倍興味があるこちらへ。

丸の内にあった元の逓信博物館(ていぱーく)が
閉館して以来、楽しみにしていた。
あのレトロな建物、逓信っていう古い名前を教えてくれた場所、ありがとう。

郵政博物館、間違えてオープン前日に行ってしまって笑、それから随分経ったら、、

楽しみにしていた蕗谷虹児展が終わってしまっていた。当たり前だ。時間が経つのはあっという間だ。

有名な花嫁切手の絵のポストカードはあったので
よかった〜2枚しか買わなかったが、3枚買っときゃ良かったな。来年、2枚使うでしょうから。ふふふ。



前よりも信じられないくらいの膨大な切手展示があり、他の展示も充実したような??

そして、存在するか不安だったお土産屋さんの切手売り場、、、

アッターーーーーーーーーー!!!!!!!

あ〜良かった。

半分の目的はコレなんで。

さっそく、惜しみなく使ってしまった分の補充と、さらなる買い足しを。
あ〜楽しすぎる。
20分くらい衣裳ケースの中の切手をかき混ぜる。それでも1/20くらいにも達しないよ〜
恥ずかしいので20分で我慢したけど、一日下さいって感じの至福の時間なのでした。

Wednesday, July 09, 2014

Bracelet 華奢×ワイルド

© Dear Dulcinea 

ブレスレット。
クラフト感出てるな〜
味があって、でもかっこいい感じを目指した贈り物。
人からみたら、どうなんだろう。


© Dear Dulcinea

二重のブレスレット。
華奢な感じで、売ってる中で一番細いチェーンを使った。


© Dear Dulcinea 

シンプルでかわいらしい感じに。


© Dear Dulcinea 

留め具と、
アジャスターの部分にアクセントで付けたコインがこだわり。


© Dear Dulcinea 

もういっぽんのターコイズのブレスレット。
テグスにバランスを見ながら通す。
アンクレットにも出来るようにアジャスター付き。

自分でも使いたかったりして!
また作ろう、コレ。





Wednesday, July 02, 2014

ブローチ "under the sea"

© Dear Dulcinea 

Brooch
手元にあるパーツで何か作れないかと作った最近の作品の
これは第一号でした!
ひらめいた順で言うと。

黄色の玉は、昔可愛いなと思って買って壊れてしまったピアス。
台はボタン。
あとはパーツを組み合わせて。

うしろにブローチピンを付けて完成!

夏の麦わら帽子にワンポイントで。

コットンの白シャツにワンポイントで。


何となく、飴色のチェコビーズは琥珀に、
珊瑚風ビーズと、透明チェコビーズは海藻みたいな模様入りで。

海の中をイメージして作ったので
タイトルは
"under the sea"
© Dear Dulcinea