なぜ出発の大きな駅、テルミニ駅を写真に撮らなかったんだ!
なぜエウロスター(ユーロスター伊読み)の写真を撮らなかったんだ!!
とおもったが、思い出した。
バッテリーがなかったんだ。
真っ赤な車体だった。
そしてまず早速、早朝の最寄り駅の電車が遅れた。非常に焦った。
そして電光時刻表がアルファベットだらけでパニックになるオレ。
そしてエウロスターも結果的にちょっと遅れた。
国際空港へいくつもりで、2時間前着に行ったら結局ちょうど良くなった。
朝はエスプレッソだぜ!と思ったが、お腹がすいていたからカプチーノを頼んだ、
気がする。フレッシュオレンジジュースも頼んだかなぁ。
パンも食べたかな。
覚えているのは、横浜駅ばりに大きなハブ駅のROMA TERMINI、
朝のバールの慌ただしさといったらすごい。
ものすごく感動したこと、バールのお兄さんたちのエスプレッソやカプチーノを入れる
目の覚めるような技!流麗な......。
思わず見とれていたら(この頃は表情の表現もイタリアに感化されていたはず)
お兄さん、手を休めずウィンク。さすがやね!
同時に5つのエスプレッソを落としながら、それでいてミルクも泡立て、
たまにオレンジも機会に補給する。次々にエスプレッソを淹れるのに、
いっっっっっっっっさい無駄な動きがない!!!!!!!!!!!!!!!
どこかにぶつかりもしない。
優雅。静か!
日本のカフェでよく聞く、カンカン、バンッ!という
このフィルターから豆を落とす時のうるさい音は一切させない。
まるで卵をそっと割るような優しさでポンと一当てして落とす。
目から鱗だよ。
あまりに感動したこのプロフェッショナルな仕事ぶりをみんなに伝えたい!
と、思った瞬間だった。
電車では、おしゃべりなおばさま二人と、
おじさん一人と、向かい合わせの席。
緊張したけど、車窓に見とれてあっという間。
途中、これまた行きたかった不思議な街を窓から見ることが出来た。
オルヴィエート。
そしてフィレンツェに停まる。
ああ!ドゥオモだよあれは!
やはり胸が高鳴り未練たらたら。
緊張してまったく隣のおじさんを見なかったんだけど、
その人がおりる準備を始めた。
ちらっと見る。
めっちゃかっこいいいいい!上品でカッコいい。
「フィレンツェでおりないのかい?」
「はい、ボローニャへ」
「フィレンツェは美しい街だよ」
「はい、とっても美しいですね。ほんとう」
「ナポリへは行かないのかい?わたしはナポリ人だよ。ナポリへ行かなきゃ!」
「今回は行けんけどぜひ行ってみたいと思っとう(的なことをほにゃらら)」
あー隣を見ておけば良かった!
さてさて発車、いざボローニャへ。
そしてたしか午前10時くらいに到着。
さむい!寒すぎて頭が痛くなった。
マイナス2度。
こんなに気温差があるなんて。縦長の日本と似ていてびっくり。
ローマが白い石の街だとしたら、ボローニャは煉瓦色というか。テラコッタ色?
紅葉した銀杏とアカデミックな香りがプンプンする小さな雰囲気の街に踏み出した!
いざホテルへ!
つづく
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